銀塩とは写真用印画紙やフィルムの感光材料として使われるハロゲン化銀(塩化銀、臭化銀、ヨウ化銀など)の総称です。
そして、この銀塩を用いた感光方式の写真用印画紙のプリントが銀塩プリントです。
その最大の特徴は、印画紙の粒子の一つひとつが発色するので、階調がほぼ無限に近くある、と言う点です。
従って色や濃淡の微妙なニュアンスが忠実に再現され、とてもきれいで鮮明な写真に仕上がります。
わずか数種類の色のインクを吹き付けて着色するインクジェットプリンタとは、この点において雲泥の差があります。
また、印画紙自体が発色するので、耐久性にも優れ、擦ったり時間が経ったりしても色が落ちるようなことはありません。
近年、写真のデジタル化に伴い、家庭用のインクジェットプリンタはかなり普及してきましたが、前述のような理由で写真
専門店のプリントは銀塩式が当たり前でした。少し前までは…。
しかし、最近では業務用のインクジェットプリンタも出回るようになり、スーパーやコンビニのみならず一般の写真店でも
インクジェットプリンタでプリントサービスを提供するところが増えてきています。(何しろ設備投資が数分の一で済むので。)
もちろん、家庭用に比べれば幾分マシですが、それでも銀塩プリントの画質には遠く及びません。
当店では、あくまでも専門店として品質最優先の方針のもと、銀塩式プリンターによる出力を採用し続けています。
★銀塩印画紙プリント ★業務用インクジェット ★家庭用インクジェット(写真紙)
中心部拡大 中心部拡大 中心部拡大
☆モニター上の小さな画像では分かりづらいですが、写真をクリックするとそれぞれの拡大写真が、「中心部拡大」をクリック
すると中心部分の拡大画像がご覧頂けます。
そしてそれらを1枚に並べて比較したサンプルがこちらです。
いかがでしょうか。 ここまで拡大しても、銀塩プリントは粒子も目立たず、あくまでも滑らかにディテールを表現しています。
そして、この差が写真全体の質感や表現力(=画質)を大きく左右しているのです。
当店が銀塩式にこだわる理由がお判り頂けたと思います。